かわら版-BULLETIN BOARD-
佐賀県 武雄市文化会館
佐賀県 武雄市文化会館から実施報告が届きました。
※クリックされますと
拡大表示します。
実施概要
主催:武雄市、武雄市文化会館
開催日:平成24年8月25日(土)~8月26日(日)
上映作品:プログラムB―麦秋 2回、東京物語 2回、彼岸花 2回、秋刀魚の味 2回
鑑賞者感想
- すばらしい映画鑑賞会でした。次年度以降も開催されることを祈念いたします。
- 二日間、小津安二郎の世界に浸る事ができ、よかったです。ありがとうございました。
- 料金の安いのに、参加しやすい。今後も、続けてほしい。
- 時間配分について考慮してほしいです。早く始めて昼食時間をとるように。中では食べれぬ。
- この2日間たっぷり優秀映画鑑賞にひたる。総合芸術的映画、数十冊いや、数百冊の読書に勝るものがあった。今日、心の持ち方、行動、気配り、これを学んだ。これをどう生かすかにある。孟夏の年に最上の心の糧となった。今後も、このような文化事業の企画を切望致します。
- 時には、映画鑑賞会が開催されて良いと思います。武雄市には映画館もなく、遠くに足を運んで観る事になりますので是非計画して下さい。
- 古い映画だが、映像がきれいなのに驚いた。このような企画を嬉しく思う。
- 四つの名作は若い時に観ましたが、70歳代後半になった今日観まして、若い時味わえない各役役者の心情などがよく味わえました。情緒あふれる小津作品をありがたく感謝して胸に秘め、かえります。3本観ましたありがとうございました。
- 昔の事、両親・姉妹・友人・風景さまざまな事が懐かしく懐かしく思い出し、当時の事、今と違ったゆったりとした空気をあじわいました。涙涙でした。ありがとうございました。
- 25日(日)は、ケーブルワン主催の「黒部の太陽」と日程がだぶり、少し考えてほしいと思う。24日(土)に、白石町の会場に出掛け観てきました。小津安二郎作品のDVDを持っています。劇場版ははじめてでとてもいいです。提案ですが、年1回ではなく、せめて2回、できれば映画週間を設けて、企画してほしいと思います。小・中・高生も観れる映画とか、時代劇、その他ジャンルを考えて。
- 内容は全て素晴らしかった。ただ、観客が少なすぎるのが残念でした。映画同好会の様なものを作り日常活動をして、その人達を中心に呼びかけて人を集める努力が必要だと思いました。特に若い人の参加がほしいなあと思いました。
- NHKのBSで見たりしたいますが、スクリーンで見る方が断然良かった。
- 懐かしい映画で良かったんですが、同じパターンの様で2本見てキャストや内容がこんがらがってしまう・・・。もう少し違う監督のもこれから映写してほしいです。そして、定期的にこれからもやってほしいです。楽しみにしております。
- 古き良い作品(文芸作品)をぜひぜひ見たいです。若い頃は働きどおしで田舎にいましたので、ほとんど見る機会がありませんでした。
- 2日間にわたって上映されたのでよかった。理由は母の介護をしている為、時間を分けて見ることができた。ちなみに、東京物語、秋刀魚の味、彼岸花の3本は見られたが、麦秋が見られず残念。
- 主人公と自分を置き換えて反省することばかりで、大変これからの人生に役立てていこうと云う気になりました。大変いい映画にめぐり会いました。ありがとうございました。次回を楽しみにしています。
- 上映時間を10時からにして下さい。時々、音声が聞き取りにくい。
- 冠たる小津調の映画を久し振りに見て深く感激しました。笠智衆の姿を見て、今やわが姿をそこに見る思いでした。佐分利信を懐かしい思いで見ることが出来て幸いに思いました。
- 優秀映画を4本観られるなんて夢にも思っていませんでした。ありがとうございます。高速道路をワクワクしながら走ってまいりました。「東京物語」は先日ベストワンに入ったとか、新聞で拝見しましたけど、他の映画も劣らぬ名映画です。来年も企画してほしい。
- 60年前の映画ですが、現代の世相を感じました。4本一度ではなく、2本位にして、またの機会に2本というようにしていただけたらと思いました。この時代子どもたちのこと・・・一度に思いめぐらす気持ちは良く解りました。
- 時代背景、監督、出演者の演技力により、半世紀前のことを懐かしく思い出した。自分の人生の歩みを重ねて感動しました。映画の力は偉大を知る、日本の伝統と文化を継承するためにも、この映画鑑賞会を続けて欲しいです。
- 再入場で自由に選ばれ良かった。二日間で見れ若い頃を思い出され感動した。
- その時代に撮られていることが尊く思えた。季節感もぴったし。素敵な俳優さん達の飾らない演技がフレッシュに映った。若い人にもこのような機会を作って欲しい。
担当者意見
もぎり数・売上額ともに昨年度実施より増加し良い結果がでたと思っている。これが、小津安二郎監督作品の上映だったからなのかどうか、それは分からない。お客様からは「観客が少ない、集客の努力をしろ」と叱咤激励をしていただくが努力していないわけではない。会場として1,380席の大ホールを使用している。1作品当たりの平均観客数が132名の優秀映画鑑賞会には大きすぎるのであろうか。お客様が入場しやすい場所、大型スクリーンを設置していて音響的に聞きやすい場所、開催日に入り口付近に貼り出すポスター等を武雄市文化会館に別の用事で来館されたお客様がご覧になり見て帰ろうかと思ていただけることが可能な場所、などを考えてこの会場にしている。小さな会場にして、見た目に少ないと感じないような会場にした方が良いのか。しかし、この先数年はこの大ホールからの変更はしない考えである。
多くのお客様から上映時間の割り振りについてご意見をいただいている。今回は、11時から20時12分までの時間内で上映を実施した。各作品の間は20分取った。お客様は、昼食を摂る時間が欲しいとおっしゃる。昼食時間を取った場合あと40分間増えることになる。単純に20時52分が終わりの時間となる。客層を考えると遅いのではないかと考える。 1作品でも多くの作品を鑑賞していただきたいと考え、2日間とも4作品を上映し、2日目は1日目の逆順で上映した。また、鑑賞料を2日間通し券500円とし、お客様は何度でも再入場できるシステムを採っている。この2つに関してはお客様からは好評を得ている。 今後、多くのお客様が指摘する昼食時間については見直しを行っていきたい。
この優秀映画鑑賞推進事業を県全体としての開催を考えることはできないかと思っている。今年度、佐賀県内6施設でBプログラム(2施設)・Eプログラム(2施設)・Lプログラム・Fプログラムが実施されている。お客様が開催される全施設の優秀映画鑑賞会を鑑賞できるように、開催情報などをまとめて伝え、より多くの県民が優秀映画鑑賞推進事業に参加していただくことができるようにできないか。現在では、県民の住所地の近隣施設の開催のみを知り、他の開催については知らずにいる方も多いかと思う。今回、B・Eプログラムに関して言えば、一つの会場で鑑賞することのできなかった作品をもう一つの会場で鑑賞することができたと思う。それも全会場のスケジュールを知ってなければできない。90分もあればご自宅から開催施設まで車移動できる佐賀県、いつごろからになるかわからないが、開催する各施設に協力していただき実現させたい。
今回来てくれたお客様の大半は、アンケートの感想・意見にもあったように、いろんな意味を込めて継続を強く望まれている。入場の際には「また来たよ」、退場の際には「また来るね」と声をかけて満足した顔で帰路につかれた。
▲このページの先頭へ