開催趣旨

  国際連合の統計によれば、2002~2011年の10年間に世界で約40万人が気象災害で命を落としています。また、わが国でも激甚災害が立て続けに起こっており、平成26年広島豪雨災害(死者75名)、平成25年台風26号災害(伊豆大島などで死者・行方不明者43名)、平成24年7月九州北部豪雨災害(死者・行方不明者33名)など大きな被害が出ています。 気象災害の件数は世界的に増加傾向にあります。災害犠牲者の発生に歯止めをかけるには、防災先進国である日本の努力と貢献が非常に大切です。
  「高校生のための6時間で分かる気象災害講座」は、特に次世代を担う若い方々に、気象災害について正しい知識を身につけてもらうことを目的に開催します。気象災害のしくみを知ることは、自然のわずかな異変に気づいて警戒したり、「今後どのようなことが起こるか」を想定したりする上で役に立つことと思います。これは個人の防災力を高める上で、とても重要です。また、講座で得た知識を家族や友人に話したり、学んだことを踏み台にしていろいろな本を読んだりすることで、防災知識が広がっていくことを期待しています。
  講座の講師には、気象災害の研究をしている防災科学技術研究所の研究員があたります。講義の内容には、2011年から取り組んでいる研究プロジェクト「都市圏における複合水災害の発生予測に関する研究」の成果を盛り込み、気象災害の最先端の研究成果を学んでもらいます。また、ポスター発表では、参加者と研究者が直接話をする機会を設けます。
  多くの方にこの講座に参加していただき、気象災害に関する知識を身につける機会としていただければ幸いです。

<概要>
【日時】2015年11月3日(祝・火)     9時30分から16時30分
【場所】日本教育会館 第1及び第2会議室    東京都千代田区一ツ橋2-6-2
【対象】中学生・高校生・一般    (要事前登録 定員250名 先着順)
【主催】防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 水・土砂防災研究ユニット
【お問い合わせ】防災科研アウトリーチグループ     E-mail:toiawase@bosai.go.jp、TEL:029-863-7784
   プログラム

<申し込み>
  申し込みページへ

<会場へのアクセス>
日本教育会館
■地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)下車徒歩3分
■地下鉄都営三田線神保町駅(A1出口)下車徒歩5分
■東京メトロ東西線竹橋駅(北の丸公園側出口)下車徒歩5分
■東京メトロ東西線九段下駅(6番出口)下車徒歩7分
■JR総武線水道橋駅(西口出口)下車徒歩15分

<注意事項>
□公開講座「高校生のための6時間で分かる気象災害講座」に参加をご希望の方は、必ず事前申し込みを行ってください。
□メールアドレスをお持ちでない方は、電話受付にて参加登録を行ってください。
受け付け電話番号 03-5362-0116 (受付対応時間 9:00 ~ 17:00 )
□【個人情報について】 応募時にご記入いただきました個人情報については、(株)オーエムシーが管理し、公開講座の目的のみに使用します。 条例などにより開示を求められた場合を除き、個人情報をご本人の同意を得ることなく業務に関与するもの以外の第三者に開示することはございません。
□対象:中学生・高校生・一般; (要事前登録 定員250名 先着順)