1988年 プルミエ・インターナショナル=ジャニーズ事務所=東宝
カラー/ビスタ/ドルビーステレオ/100分
ロックに熱中する高校生を描いた青春映画。当時人気のあったアイドルグループ「男闘呼組」のメンバーが主演している。両親の離婚で東京から松本に引っ越した片岡俊介は、転校当日目つきの鋭い同級生と喧嘩になった。が、相手は俊介と同じくロック・グループ「クライム」の大ファンだった。やがて4人のグループができる。彼らはロック・バンドを結成、バンドデビューを目指すのだが…。長崎俊一は学生時代から多くの8ミリ、16ミリ映画を製作しており、自主映画の世界では有力な監督の一人であった。この作品は彼にとって2作目の35ミリ劇場映画であるが、アイドル映画の水準を超えた瑞々しい青春映画として評価され、「キネマ旬報」ベストテンの第4位、ヨコハマ映画祭作品賞を受賞した。