ジャンケン娘

ジャンケン娘

1955年 東宝
カラー スタンダード モノラル 92分

解説

「平凡」連載の小説をもとに、当時人気沸騰のひばり・チエミ・いづみの三人娘が主演した明朗な娯楽作品。物語は、東京の高校生であるひばりとチエミが京都を訪れ、仲良しになった舞妓のいづみから恋人探しを頼まれるというもので、メロドラマの要素も織り交ぜながら、東宝の中堅である杉江敏男監督がそつなく演出した(映画ロケーションのシーンでは監督も顔を見せている)。この頃日本映画にはカラー映画が増え始め、スクリーンの大型化が始まるなど、技術的にも新しい時代が訪れていた。この作品では赤・青・黄の三色を効果的に散りばめた色彩の工夫が特徴的で、三人が劇中劇の形でそれぞれ歌や踊りを披露するシーンでも、衣装や舞台装置にこうした色彩効果が活かされている。この映画の後も、余勢を駆って同様の青春娯楽篇『ロマンス娘』(1956)が撮られ、ひばりを筆頭とする三人娘の人気の高さを示した。

スタッフ

原作
中野実
脚本
八田尚之
監督
杉江敏男
製作
杉原貞雄
福島通人
撮影
完倉泰一
照明
石井長四郎
録音
宮崎正信
音楽
松井八郎
美術
村木忍

出演者

阿佐見ルリ
美空ひばり
千明由美
江利チエミ
雛菊
雪村いづみ
お信
浪花千栄子
北島
高田稔
公明
小杉義男
ルリの母 おいね
沢村貞子
斎藤又兵衛
山田真二
森政治
江原達怡
亀沢先生
岡村文子