不知火検校

不知火検校

1960年 大映(京都)
白黒 シネマスコープ モノラル 91分

解説

盲目の按摩・杉の市が、悪行の限りを尽くして地位と富を手にした末に、縛に就くまでを過激に描いた時代劇。主演の勝新太郎は、1954年に端正な顔立ちの二枚目役者としてデビューしたが、大きなヒット作に恵まれずに不遇をかこっていた。しかし本作において、勝は容赦のない悪漢を見事に演じきってみずからのスターイメージの転換に成功し、日本映画に新しい「異端のヒーロー」像を生み出した。本作における勝のヒーロー像は、2年後からはじまる「座頭市」シリーズに引き継がれて勝の生涯の当たり役となったほか、田宮二郎とのコンビで人気を博した「悪名」シリーズや、「兵隊やくざ」シリーズへと発展してゆく。本作で共演した中村玉緒は1962年に勝と結婚した。

スタッフ

原作
宇野信夫
脚本
犬塚稔
監督
森一生
製作
武田一義
撮影
相坂操一
照明
中岡源権
録音
大谷巖
音楽
斉藤一郎
美術
太田誠一

出演者

杉の市
勝新太郎
浪江
中村玉緒
おはん
近藤美恵子
岩井藤十郎
丹羽又三郎
房五郎
鶴見丈二
おしん
倉田マユミ
鳥羽屋丹治
安部徹
生首の倉吉
須賀不二男
鳥羽屋玉太郎
伊沢一郎
不知火検校
荒木忍